【スマブラSP】プレイ中に大切な「思考の構え」とは
「思考の構え」とは、最近スマブラをする上で、個人的に考えている概念なんですが、
今回はこの概念がどういうもので、僕はなぜ、大切だと考えているのかについて、話していこうと思います。
What is "思考の構え"
まずは僕が考えているこの言葉の定義から説明します。
思考の構えの定義とは
「相手が何を狙っているのかに対して、自分はどうするかを考えること」です。
例えば、相手がパルテナで、その相手が試合序盤で「空Nを当てること」を狙っているとします。自分はワリオだとします。
もしその狙いを自分が理解していたら、ジャンプから不用意に差込みを狙ったりはせず、空Nが当たらない間合いで引きステップや引きジャンプで様子見をし、相手が空Nで前に出てきたところに空Nで差し返しをする、という風なことを狙います。
これが思考の構えです。
定義に当てはめて書いてみると、
「相手空Nを狙っている、ということに対して、自分はジャンプから不用意に差し込まず、間合いを保って相手の空Nに差し返しを狙う」という感じですね。
「相手のどういう攻めに対して自分はどうするのか」
「相手のどの行動にどうリスクをつけようとしているか」という風にも捕らえられます。
今は「立ち回り」においての話をしましたが、「攻撃を当てた/当てられた後の有利/不利状況」においてもある程度応用できます。
しかし、有利不利状況では、ある程度選択肢が限られてしまうので、構えのバリエーションは狭まるかと思います。
やはり「立ち回り」において非常に意味をなす概念なのです。
Imprtance of "思考の構え"
思考の構えの重要性とは何か。さらにこの概念を深掘りして説明していきます。
先ほどの例から発展させます。
パルテナの空Nを警戒して、引きステップや引きジャンプをしていたとします。
すると相手も流石にこちらの狙いを察知して、
「相手は空Nにリスクをつけるためにこの動きをしているな。ならばダッシュや歩きで少しずつラインをこちらから押し上げて状況有利を作ることにしよう」
という風に考えたりします。
これは「相手側の、思考の構え」ですね。
すると、自分自身はラインを徐々に詰められ、ついには崖にまで追い詰められてしまいました。
これではいけませんね。どうしましょう。
ここで必要になるのが「思考の構えの変化」です。
引きジャンプ引きステップをずっとしていたらラインがなくなることがわかりました。
では、やはり自分からもラインを押し上げる動きをしなければならなくなります。
ここで思考の構えを変化させ
「相手はダッシュでラインを詰めてくることがあるから、そこに対して思い切って空Nで突っ込むことで高火力コンボを狙う」
という構えにします。
そうすることで、自分からラインを押し上げつつ火力をとるということができます。
どうでしょうか?
最初の思考の構えから、相手も思考の構えを変えてきて、それに対して自分も思考の構えを変化させることでリターンをとる。
このようにしてぐるぐると思考の構えが巡って、自分の狙いをバチっと相手の狙いに噛み合わせた方がご褒美を勝ち取る、といった感じです。
「思考の構え」重要だと思いませんでしたか?
ちなみに
この思考の構え、巷で似たような話がある時は「立ち回りのジャンケン」というような話を耳にしたことがありますが、ジャンケンはジャンケンでも、グーチョキパーのような単純なジャンケンではないことはちゃんと理解しないといけません。
ジャンケン、という言葉を使ってしまうとなんだか単純なモノのように感じてしまいますが、そうではなく、今回説明したようなお互いの思惑の読み合い、駆け引きが複雑に絡み合った結果、どちらが攻撃を通すのかが決定するのです。
簡単にわかりやすく説明するために「ジャンケン」という言葉を使うことはあります。
しかしプレイヤーとしてスマブラで強くなることを考えたら、その「ジャンケンの複雑性」に立ち向かっていく必要があるということは、忘れてはいけないのではないかと思います。
抽象的な言葉の危険性について話した昨日の記事も、読んでいただけると嬉しいです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
最近座学ばかり取り組んでいるので、こういう理論的なことをひたすら考えています。
スマブラの理論で言うと、フラッシュ理論が有名ですが(わからない方はググってみてください。格ゲーwikiのフラッシュさんの記事内に書いてあったりします。)、「やまと理論」が確立される日も近いかも?
なーんて、生意気言ってないで僕はひたすら動画分析に勤しみます。
ではまた。