【スマブラSP】「どんな行動にもリスクがある」という非常に重要な考え方

この考え方を持っていると、スマブラの上達で壁にぶつかった時にそれを突破するのが容易になる。そもそも壁なんて感じないまであると思う。

 

他の言い方をすると「選択肢の整理をして、冷静に相手の行動を読む」ということと同じだ。

 

うまくいかないと感じているときは、大概考え方が凝り固まっている。

 

なぜうまくいかないかというと、新しい動きを取り入れることができないからだ。

 

例えば、クロムで復帰する時に、復帰方法として上Bだけしかしなかったら、ワリオで復帰阻止をする時に追いかけられる余裕があれば大体詰ませられる。空前か空Nを上Bで上昇してくるタイミングに真上から置いておけば終了だ。

 

ここで取り入れるのが、移動回避だ、移動回避で崖に捕まりに行けば、クロムが崖を掴める可能性はかなり上がる。実際狩るのは今のところ僕には難しいし、そもそも上Bをしてくるのか移動回避をしてくるのかも相手の位置を見たりして相手の心理を読まないといけない。

 

このように、違う動きを一つ取り入れるだけで状況は一変する。

 

これはどんな状況においても同じことが言えるのだ。

 

この考え方は絶対に忘れないようにするべきだと思う。

 

この考え方を理解しやすい方法は、「自分のリプレイを見る」とか「他人の動画を見る」といった方法だ。

 

例えば、相手を崖に追い詰めていて、相手がシールドを張っている状況があるとする。これはよくあるシチュエーションだ。

 

一つの動画を引用して話していく。

 

以下の画像が例の状況。

f:id:yamato_ssb:20200225142304p:plain

この動画の4:25における一瞬の場面

そしてその状況が生まれた動画が以下の動画。

 

動画は4:21から始まります。

 

まずはご覧ください。4:21〜4:27を見ていただければ大丈夫です。

 

どうでしたでしょうか。

 

展開が速すぎて何が何だかわからんわ!って方も、とりあえずはいったん置いておいて、この記事を読み進めてみてください。

 

動画で起こっていることをまとめます。

 

ジョーカーがその場上がりに下スマッシュを合わせてワリオを撃墜します。その後、ワリオは撃墜された後の無敵時間を利用し、ジョーカーを崖に追い詰めます。その時ジョーカーは一瞬ガードを張ります。(これが上に貼った画像の場面)

 

今回はこの展開、流れの次、「ジョーカーが崖に追い詰められているという状況から、どのようにして脱出するのか」に注目してみましょう。

 

もう一度動画を見てください。

何が起こっているのかわかりにくいという方は、YouTubeの設定で再生速度を0.75とか0.5とかにしてみてください。

 

ジョーカーが一瞬ガードを張った後に「何をしているのか」を、そっくりそのまま、頭の中で言葉にしてみてください。

うまく頭の中だけではできない!という方は、スマホのメモだったり実際の紙とペンだったりで文字に起こしてみてください。

  

 

できましたか?

 

 

できた、という前提でお話ししていきます。

 

僕も文字に起こしてみました。

 

「地上ジャンプと空中ジャンプを使い、少し前に進んでから下ガンを使って着地する」

 

はい、これによってこの不利状況から脱出しているんですね。

 

では次に、「なぜこの行動で不利状況から脱出ができたのか」を考えてみてください。

 

答えは「ワリオが崖際に立っているジョーカーに対して空後を当てようとしたから」です。

 

この時グラトニーの頭の中は「崖際の地上にいる相手に対して空後が当たれば撃墜するから後ろ向いてジャンプしておこう」と考えていたのだと思います。

 

しかしそれに対して、レオはそれを読んで「早めにジャンプで上空に逃げる」ということによってそれを拒否しています。

 

ここまでの話を端的にまとめると

 

「空後をジャンプで避けた」ということです。

 

 

こうしてみると簡単なことなのですが、これをあのスピードの速い試合の中で行っている、ということなのです。

 

そして、考えてもみてください。ジャンプをしたらそこに空後を置かれたら撃墜してしまうのです。

 

「ジャンプという行動にもリスクがある」けれども、「ジャンプをすることが正解の時もある」ということ。

 

「ジャンプしたら空後食らうし、ガードしててもガード削れる一方だし、地上でも動いたら技が当たるし」という風に、どの行動に対してもネガティブな考え方になってしまうことがあると思います。こういう表現をよく見かけます。

 

しかし、その状況状況で、「どんなことにも当然リスクがある」ということを踏まえた上で「割り切って、もしくは相手の狙いを読んで行動を選択する」ということが必要です。

もしくは「自分の頭にはなかった選択肢」も、もしかしたらあるかもしれません。

 

「まずは自分ができる選択肢を理解し、それぞれに孕んでいるリスクを把握する」

「そしてその中から選択をする、もしくは、もしかしたら自分には見えていなかった選択肢があるのかもしれない、という風に考えながらやっていく」

 

行き詰まったと感じた時は、大概こういうことができていない状況だと思う。

 

感情に囚われてしまって、冷静に今回書いたようなことができなくなっていると、壁にぶつかってしまうのだと思う。

 

ただ、こうやって動画を見て分析したり、冷静になってこういう考え方を元に一つ一つ考えていくことによって、壁にぶつからずにスマブラをやっていけると思います。

 

 

そういうことを理解していただきたくて、今回の記事を書きました。

 

 

※少し付け加えます

先ほどは「選択肢の整理」「新しい選択肢の開拓」が大切だという話をしました。

 

それに加えて「選択肢を選ぶまでのタイミングずらし」という考え方も重要です。後出しジャンケンをいくらやってもいいゲームなのです。

 

ただ、相手も後出しジャンケンしようとしてる時もあります。

 

強引に手札を繰り出すことはいけない。でも思い切って出さなきゃいけない時はある。ただ後出しをしてもいいと言われているから後出しをしたい。でも後出しを狙っているとカバーできない択もある。などなど、

 

こう言った感じで「駆け引き」が生まれているのだと思います。

終わりに

お読みいただきありがとうございました。

 

いかがだったでしょうか?

 

「択の整理」という話をより実践的に詳しく解説?した感じかもしれません。

 

少しでもゲームの理解が深まったのなら幸いです。

 

ではまた。